今日は朝から雨。こんな日は、フレディ・キングの Same Old Blues という曲を思い出す。缶コーヒーか何かのCMでも使われていた曲なので、聴いたことのある方も多いと思う。
フレディ・キング（FREDDIE KING, 1934年9月3日 – 1976年12月28日）は、米国テキサス州出身のギタリスト兼シンガー。B.B.キング、アルバート・キングと共に、Blues界の三大キングと並び称され、またエリック・クラプトンが最も憧れ追いつこうとしたミュージシャンとしても有名だ。
この曲の中で彼は歌う。
– 降りやむことのない朝の雨。俺の目から流れ落ちる涙みたいさ。部屋にうずくまり、薄暗い外を睨みつければ、雨はとっくに聞き飽きたBlues –
Ballad調の曲がゆったりと流れていく。Bluesは奴隷として虐げられた黒人たちをルーツとする音楽なので、歌詞には一見暗いものが多い。しかし私は、その苦境から必死で立ちあがろうする、彼らの底知れぬ力強さや明るさも同時に感じるのである。
この曲には「雨はとっくに聞き飽きたBlues」というフレーズが何度も繰り返し出てくる。私には、明るい曲調とも相まって「今日は朝から雨だけど、きっと明日は晴れるだろう」という希望の歌に聞こえてくるのである。
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