あのタモリは学生時代、先輩から「マイルスのトランペットは泣いているが、お前のトランペットは笑っている」と言われて、ミュージシャンの道を諦めたそうだ。タモリのトランペットが笑っているかどうかは分からないが、マイルス・デイヴィスのトランペットは確かに泣いているという表現がしっくりくる。
今日ご紹介したいのは、そんなマイルスが、今から60年以上前の1963年に発表したアルバム「SEVEN STEPS TO HEAVEN」の中から「Baby Won’t You Please Come Home」という曲。
この曲のオリジナルは、なんと100年以上前の1919年に、チャールズ・ウォーフィールドによって書かれたもの。のちにフランク・シナトラ、ルイ・アームストロング(サッチモ)、ビリー・ホリディといった大御所たちもカバーしてしているが、私はマイルスのバージョンが最も好きだ。
寒い夜には、マイルスのラッパを聴きながら、ホットウィスキーを飲みたくなるのである。医師からアルコールは控えるように言われているが、たまに適量を飲む程度なら、まぁ良いかな。
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