ブロッコリーの評価

健康

 先週、報道各社から「農林水産省がブロッコリーを指定野菜に昇格させる」というニュースが報じられた。指定野菜とは国民消費生活上重要な野菜のことで、現在のところ、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん 、トマト、なす、にんじん 、ねぎ、はくさい 、ピーマン、レタス 、たまねぎ 、ばれいしょ(じゃがいも)、ほうれんそうの14種類だが、令和8年からこれに新たにブロッコリーが加わる。指定野菜の追加は、ばれいしょ以来52年ぶりとか。

 ブロッコリーの令和4年の出荷量は15万7100トンで、10年前の平成24年の12万2500トンから約30%増加も増加しており、野菜全体の出荷量が減る中で、逆にブロッコリーは増えていることが主たる要因ということだ。

 ブロッコリーが指定野菜に追加されれば、生産農家は価格が下落した際に国から補助金が得られるなどのメリットがあり、消費者にとっては価格が安定するなどのメリットがあるということだ。

 ブロッコリーもカリフラワーも、実はキャベツの突然変異から生まれたもの。キャベツの可食部分は葉なのに対し、ブロッコリーやカリフラワーの可食部分は主に花(蕾)であり、ブロッコリーとカリフラワーは兄弟関係にあるといえる。

 私は2日に一度はブロッコリーを食べることにしている。ブロッコリーが栄養豊富であることは今さらいうまでもないが、主要な栄養成分は以下の通り。

  • カリウム
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • β‐カロテン
  • スルフォラファン

 このうち私が着目しているのは、カリウムスルフォラファンだ。カリウムは血液中のナトリウムを排出し、血圧を抑える効果が期待できるし、東京大学の研究によれば、スルフォラファンは動脈硬化の抑制効果が期待できる

 脳梗塞経験者であり、その再発予防が一番の関心事である私にとって、ブロッコリーは重要な食材のひとつであることは、言うまでもない。

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