このブログで何度も書いているが、私は昨年5月に脳梗塞を患い三週間入院した。幸い大きな後遺症は残らなかったが、現在、再発予防のため生活習慣を根本的に見直している。
脳梗塞の主な原因は、動脈硬化と血栓である。動脈硬化は加齢と共に進行するので仕方ない部分もあるが、加齢以外の要素として、血中の悪玉コレステロールと中性脂肪が関連していることが様々な文献などに書かれている。
そこでビタミンEの登場である。ビタミンＥは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎ、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果があるとのこと。であれば、脳梗塞の再発予防に効果的だと考え、ビタミンEを多く含む食材であるアーモンドを夕食後毎日摂取している。
しかし、2010年に米ハーバード大学などのグループが発表した論文によれば、ビタミンEの補充は脳梗塞のリスクを低下させる一方、脳出血のリスクを高めるということらしい。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の総称を脳卒中というが、脳梗塞のリスクは減っても脳出血のリスクが増えるのでは、脳卒中全体のリスクは変わらないじゃん、という話。
この辺りに知見のある方、情報求む！
コメント