コーヒーと血圧の関係の曖昧さ

健康

 私は脳梗塞経験者として、毎日の血圧測定を日課としている。少なくとも起床後と就寝前の1日2回は血圧を測ることにしている。最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)の変化に一喜一憂する毎日だ。血圧を下げる効果があることは、何でも取り入れようと思っている。例えば、毎朝バナナを食べるようにしている。バナナに含まれるカリウム、マグネシウム、GABA(ガンマアミノ酸)は、血圧を下げる効果があると言われている。

 そんな食材の一つにコーヒーがある。コーヒーに含まれているコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)は、抗酸化作用により、酸化ストレスで痛んだ血管壁を修復し、高血圧を改善する効果があると言われている。この話を聞いて、日常的にコーヒーを飲む習慣がなかった私は、この2ヶ月ほど、朝食後に一杯のコーヒーを飲むことにしている。しかし今のことを目に見える効果はあらわれていない。

 一方、高血圧の人が約1.5〜2杯分のコーヒー(カフェイン)を摂取することによって、一時的に最高血圧が平均8.1mmHg、最低血圧が5.7mmHg上昇したという研究結果がある。また同研究ではコーヒーを長期間飲み続けた場合についても調べているが、血圧との関連性は認められなかったということだ。さらに、習慣的なコーヒー摂取と高血圧患者における心血管疾患リスクの高まりとの関連性は認められなかったとある。

 どうやら専門家の間でも見解が分かれているようだ。一時的に血圧は上がるが、中長期的に見れば下がるのか、それともコーヒーと慢性的な高血圧は全く関係ないのか。

 要はコーヒーのポリフェノールは血圧を下げるが、カフェインは血圧を上げるので、結局ちゃらになっているということだろうか。

 専門家の皆さん、あるいは経験者の皆さん、情報を求む!

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