少額の買い物はキャッシュレス決済を使用するようになってから、財布の中の小銭がメッキリ少なくなった。それでもたまにギザ10を見かけると、使用せずにストックするようにしていた。今、手元に20年ぐらい掛けて約60枚のギザ10がある。1年で3枚ぐらいストックした計算になる。
ギザ10とは日本で1951年(昭和26年)から1958年(昭和33年)にかけて製造された十円硬貨を指す。硬貨の縁に多数の溝が掘られており、ギザギザになっていることから、広くこのように呼ばれている。ヤフオクなどでその価値を調べてみたが、未使用品などでもない限り、そんなに高額取引はされていないようだ。
ギザ10と並んで、フデ5と呼ばれる効果をご存知だろうか。フデ5とは日本で1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)にかけて製造された五円硬貨を指す。現在の五円硬貨の書体がゴシック体であるのに対し、フデ5は楷書体であり、筆で書いたように見えることからこのように呼ばれる。裏面の「日本国」の「国」が旧字体の「國」である点も特徴である。
フデ5の存在は2〜30年前ぐらいから意識していて、見つけたらストックしようと思っていたのだが、中々お目にかかることがなかった。ところが先日、遂に財布の中に発見したのである。ちょっとした喜びとともに、ヤフオクなどで市場価値を調べてみたが、やはり大したことはなさそう。ただ2〜30年ぶりに再開したフデ5、ギザ10と一緒にストックしておこうと思う。
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